反共主義(はんきょうしゅぎ)とは、共産主義に積極的に反対する立場や運動を指す。反語は容共。
反共主義は右派・左派という政治分類とは直接的に関係していない。実際の所としては、左翼に属する社会主義の共産主義以外の各派においては、反共産主義的傾向が多々見られる。社会民主主義を支持する諸政党の国際団体である社会主義インターナショナルは、1962年の『オスロ宣言』で反共主義を採択し、共産主義との対決姿勢を鮮明にした。日本では日本社会党と日本共産党は激しく対立した。
しかし、一般的には「反共」=「右翼、非社会主義」と見られる傾向が多い。例えばれっきとした社会主義の一種である国家社会主義は、その反共姿勢から(それだけではないが)しばしば右翼と看做され、社会主義とは別物であると考えられた。ビルマ式社会主義も反共を標榜しているが、社会主義を名乗りながら同時に反共を推進する立場はビルマ国民の間から奇妙なものに思われ「社会主義がどんなに酷い体制であるかを示すために、あえてそれを実行しているのだ。」と揶揄された。
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米国では左翼色が最も濃かったニューディール期の民主党政権は、ウィルソン主義の立場から反共主義を取り朝鮮戦争・冷戦・ベトナム戦争など東側との対立を主導した。一方、右翼と分類されるリチャード・ニクソンやロナルド・レーガンらの共和党政権はリアリズムの立場から容共主義姿勢を取り、外交でデタントを推進し東西和解による冷戦終結に奔走している。